ノコギリヤシとビタミンは相性が良い!
目的別・ノコギリヤシと相性の良いビタミン
ノコギリヤシはヤシ科のハーブで、果実から抽出したエキスには、オクタコサノール、β-シトステロール、オレイン酸、ラウリン酸などが含まれています。
しかし、ビタミンはほとんど含まれていませんのでビタミンと一緒に摂ることで様々な相乗効果が期待できます。
そこで今回は、ノコギリヤシを摂る目的別に相性の良いビタミンをご紹介します。
AGA(男性型脱毛症)予防が目的の方
ノコギリヤシにはAGAの誘発原因になる還元酵素「5aリダクターゼ」を抑制する働きがあります。
ノコギリヤシを摂って5aリダクターゼを抑制し、男性ホルモンのテストステロンとの結合を阻止することで、脱毛因子であるジヒドロテストステロンの生成を抑制します。
AGAを始めとした薄毛や抜け毛の予防や改善のためにノコギリヤシを摂りたい方におすすめのビタミンは、「ビタミンB群」、「ビタミンC」、「ビタミンE」です。
- (1)ビタミンB群の働き
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ビタミンB群の中でも薄毛対策に有効なビタミンがビタミンB2とビタミンB6です。
ビタミンB2は髪の毛の細胞の活性化にも関わっており、ビタミンB6は毛母細胞の代謝を促進する働きがあります。
髪の毛は毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで生成されますので、ビタミンB群を摂ることで髪の毛の生成を促します。
- (2)ビタミンCの働き
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ビタミンCはコラーゲンの生成に欠かせないビタミンです。
コラーゲンは肌だけでなく健やかな髪の毛の維持にも欠かせませんので、ビタミンCを摂ってコラーゲンの生成を促すことで、丈夫な髪の毛づくりを助けます。
- (3)ビタミンEの働き
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ビタミンEは毛細血管を拡張し血液の流れを促す働きがあります。
薄毛治療に用いられる発毛剤「フィナステリド」は血管を拡張することで発毛を促す効果がありますので、似た働きを持つビタミンEを摂ることで発毛をサポートします。
AGAなどの薄毛の予防・改善を目的としてノコギリヤシを摂る方は、「ビタミンB群」や「ビタミンC」、「ビタミンE」が配合されたサプリメントがおすすめです。
前立腺肥大症の抑制が目的の方
ノコギリヤシに含まれるβシトステロールには、5aリダクターゼを抑制することで、ジヒドロテストステロンの生成を予防する働きがあります。
前立腺肥大症にはジヒドロテストステロンの生成を抑制する「5α還元酵素阻害薬」が用いられていますので、似た働きを持つノコギリヤシも前立腺肥大症の抑制に期待されています。
前立腺肥大症の抑制のためにノコギリヤシを摂りたい方におすすめのビタミンは、「ビタミンE」と「ビタミンB群」です。
- (1)ビタミンEの働き
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前立腺肥大症の主な症状は排尿障害です。
前立腺肥大症の治療には排尿障害を和らげるために、膀胱や尿道周辺の筋肉の緊張を緩める薬が用いられます。
ビタミンEには毛細血管を拡張し血液の流れを促す働きがあります。
血液の流れが良くなると代謝が良くなり筋肉の緊張も解れますので、尿道の閉塞を減少させ、排尿障害を緩和へと導きます。
- (2)ビタミンB群の働き
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蓄積した脂肪によって膀胱が圧迫されると、排尿障害を引き起こすリスクを高めることから、前立腺肥大症を誘発・悪化させる要因に「肥満」が考えられています。
ビタミンB群には糖質・脂質の分解や代謝をサポートしたり、新陳代謝を促す働きがありますので、脂肪の蓄積を防ぎます。
脂肪の蓄積を防ぐことで、前立腺肥大症の悪化を予防します。
前立腺肥大症の抑制を目的としてノコギリヤシを摂る方は、「ビタミンE」や「ビタミンB群」が配合されたサプリメントがおすすめです。
免疫力強化が目的の方
ノコギリヤシに含まれるラウリン酸が持つ抗菌作用、抗ウイルス作用は、風邪菌やインフルエンザウイルスだけでなく、ヒトパピローマウイルス感染症、カンジダ感染症、真菌(水虫など)などにも効果が期待されています。
また、ラウリン酸は唾液に含まれる酵素によって、モノラウリンに変化します。
モノラウリンは腸内で悪玉菌を減らす働きがあります。
免疫細胞の70%は腸内に存在していますので、悪玉菌を減らして善玉菌を増やすようにサポートすることで、腸内環境を整え、免疫力を高めます。
免疫力強化ためにノコギリヤシを摂りたい方におすすめのビタミンは、「ビタミンA」、「ビタミンC」、「ビタミンE」です。
- (1)ビタミンAの働き
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免疫力を高めるためには細菌やウイルスの侵入を防ぐ力を高めることが大切です。
ビタミンAは粘膜を正常に保ったり、粘膜の生成を促したりすることで、喉や鼻腔の粘膜を強化する働きがあります。
- (2)ビタミンCの働き
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ビタミンCは皮膚、骨、血管などの細胞と細胞を結びつけるコラーゲンの生成を促す働きがあるだけでなく、細菌やウイルスの増殖を阻止し、抵抗力を上げる「インターフェロン」の生成を促進する働きもあります。
- (3)ビタミンEの働き
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ビタミンEは血管を拡張し血液の流れを促す働きがあります。
血液循環が良くなると代謝が上がり、体温が維持・向上されます。
体温は1℃下がると免疫を司っている白血球の働きが30%も低下するといわれていますので、体温の低下を防ぐことが重要です。
ちなみに、一時的にですが体温は1℃上がると免疫力が5倍も上がるといわれていますので、ビタミンEで代謝を上げ、体温を高めることが免疫力強化に繋がります。
免疫力強化を目的としてノコギリヤシを摂る方は、「ビタミンA」や「ビタミンC」、「ビタミンE」が配合されたサプリメントがおすすめです。
女性特有の不調の緩和が目的の方
更年期症状やPMS(月経前症候群)など、女性特有の不調の一因はホルモンバランスが乱れることにあります。
ノコギリヤシに含まれるβ-シトステロールは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする植物性エストロゲンです。
ノコギリヤシを摂ってエストロゲンの働きを補うことで、女性ホルモンのバランスを整えるようにサポートし、女性特有の不調を緩和へと促します。
更年期症状やPMSの緩和など女性特有の不調を予防・緩和のためにノコギリヤシを摂りたい方におすすめのビタミンは、「ビタミンC」と「ビタミンB6」です。
- (1)ビタミンCの働き
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女性ホルモンのバランスを乱す要因にストレスがあります。
女性ホルモンを司っている脳の視床下部は自律神経もコントロールしていますので、ストレスによって自律神経が乱れると女性ホルモンのバランスも乱れやすくなります。
ビタミンCはストレスを軽減してくれる「コルチゾール」の材料ですので、ビタミンCを積極的に摂ることでストレスへの抵抗力を高めます。
ビタミンCは間接的に自律神経の乱れを予防することで、女性ホルモンのバランスを整えるサポートをします。
- (2)ビタミンB6の働き
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ビタミンB6はエストロゲンの代謝に関わっていますので、エストロゲンの働きをサポートします。
また、ビタミンB6は神経伝達物質の合成を促す働きがありますので、積極的に摂ることで精神を安定させ、ホルモンバランスの乱れを整えます。
女性特有の不調の予防・緩和を目的としてノコギリヤシを摂る方は、「ビタミンC」や「ビタミンB6」が配合されたサプリメントがおすすめです。
肌トラブルの予防・改善が目的の方
ニキビや肌荒れなどの肌トラブルが起きる一因は男性ホルモンの過剰分泌にあります。
男女ともに、ストレスの蓄積や生活習慣の乱れなどによってホルモンバランスが崩れると男性ホルモンの影響が大きくなります。
男性ホルモンには皮脂分泌を促す働きがありますので、男性ホルモンが活発になると皮脂分泌が過剰になり、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルを引き起こします。
ノコギリヤシに含まれるβ-シトステロールはテストステロンの10倍以上もの活性を持つ男性ホルモン「ジヒドロテストステロン」の生成を抑制する働きがあります。
強力な男性ホルモンの分泌を抑制することで、過剰な皮脂分泌を抑え、ニキビ・肌荒れなどの肌トラブルを予防・改善へと促します。
肌トラブルの予防・改善のためにノコギリヤシを摂りたい方におすすめのビタミンは、「ビタミンB2」と「ビタミンB6」です。
- (1)ビタミンB2の働き
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ビタミンB2は皮膚や粘膜を健やかに保つ働きがありますので、肌のバリア機能を高め、肌トラブルに強い肌をつくります。
また、ビタミンB2は脂質代謝を促す働きがありますので、過剰な皮脂分泌を抑え、ニキビや肌荒れを予防します。
- (2)ビタミンB6の働き
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ビタミンB6はアミノ酸とタンパク質の代謝をサポートする働きがあります。
肌や髪の毛をつくっているのはタンパク質ですので、タンパク質の代謝が活発になることで健やかな肌作りを促します。
また、ビタミンB6はビタミンB2と同じく皮脂をコントロールする働きがありますので、積極的に摂ることでニキビ、肌荒れ、脂性肌、皮膚炎などを予防します。
肌トラブルの予防・改善を目的としてノコギリヤシを摂る方は、「ビタミン2」や「ビタミンB6」が配合されたサプリメントがおすすめです。
生活習慣病の予防が目的の方
ノコギリヤシには、増え過ぎると血液をどろどろにする悪玉コレステロールを減らすβ-シトステロール、血管を詰まらせる過酸化脂質の生成を抑えるオレイン酸など、血液をサラサラにする栄養成分が含まれています。
ノコギリヤシを摂って血液循環が良くなることで、高血圧や高血糖、心筋梗塞などの生活習慣病のリスクを高める動脈硬化を予防します。
生活習慣病の予防ためにノコギリヤシを摂りたい方におすすめのビタミンは、「ビタミンC」と「ビタミンE」です。
- (1)ビタミンCの働き
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コレステロールには血管を詰まらせる悪玉コレステロールと、脂質が蓄積して動脈硬化を起こした血管からもコレステロールを減らしてくれる善玉コレステロールがあります。
ビタミンCは血管にとって良い働きをする善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らすことで、動脈硬化を予防する働きがあります。
- (2)ビタミンEの働き
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ビタミンEは活性酸素を除去する抗酸化作用があります。
活性酸素は脂肪と結びつく性質を持っていますので、血中のコレステロールと結合すると血管を詰まらせる過酸化脂質を生成します。
ビタミンEの抗酸化作用によって活性酸素を除去することで過酸化脂質の生成を予防し、動脈硬化を予防します。
生活習慣病の予防を目的としてノコギリヤシを摂る方は、「ビタミンC」や「ビタミンE」が配合されたサプリメントがおすすめです。
効果実感を高めるならノコギリヤシ+ビタミンの摂取がおすすめ!
ノコギリヤシを単体で摂るよりも目的別に相乗効果をもたらすビタミンを摂ることで、より高い効果実感が期待できます。
ビタミンはノコギリヤシに相乗効果をもたらすだけでなく、普段の食習慣でも不足しがちですので、健康を維持するための栄養補給としても効果的です。
ノコギリヤシの摂取を考えている方は、ノコギリヤシ+ビタミンのサプリメントの摂取がおすすめですよ。
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