ノコギリヤシはＭ字前髪の改善にも良い

Ｍ字前髪の改善にもノコギリヤシがおすすめ

Ｍ字前前髪とは、Ｍ字のように前頭部やつむじ周辺の髪が薄くなることです。
Ｍ字前髪はＡＧＡ（男性型脱毛症）の典型的な症状で、原因は脱毛物質であるジヒドロテストステロンという男性ホルモンにあります。

M字前髪を引き起こすジヒドロテストステロン

原因を知る

通常、髪の毛は成長期といわれる期間を経て、自然と抜け落ち、また新しい髪の毛が生えてきます。

しかし、ジヒドロテストステロンの分泌が活発になると成長期が極端に短くなり、細く短い毛が目立つようになります。
そして、髪の毛が十分に成長されないまま抜け落ちていきます。
これが、ジヒドロテストステロンが薄毛を引き起こすメカニズムです。

ノコギリヤシがジヒドロテストステロンの生成を抑制する

Ｍ字前髪の改善にノコギリヤシに良い理由は、脱毛物質であるジヒドロテストステロンの生成を抑制する働きがあるからです。
というのも、ジヒドロテストステロンは体内に存在する５ａリダクターゼという酵素と男性ホルモンのテストステロンが結びつくことで生成されます。

ノコギリヤシに含まれるβシトステロールは５ａリダクターゼを抑制することで、テストステロンとの結合を阻止し、ジヒドロテストステロンの生成を予防します。
この働きにより、Ｍ字前髪の改善をサポートします。

Ｍ字前髪の改善をサポートする生活習慣

ノコギリヤシを摂るとともに、Ｍ字前髪の改善をサポートする生活習慣を取り入れることで、より脱毛の進行を抑制します。
今回はＭ字前髪の改善をサポートする生活習慣を４つご紹介します。

（１）規則正しい生活で自律神経を整える

自律神経には交感神経（緊張・活動モード）と副交感神経（休息・リラックスモード）の２つの神経が交互に優位になることで心身のバランスを保っています。
しかし、ストレスや不規則な生活習慣によって自律神経のバランスが崩れると、交感神経ばかりが優位になります。
交感神経は血管を収縮させる働きがありますので、交感神経ばかりが優位になると血行が悪くなります。
すると頭皮の血行も悪くなり、髪の毛の成長に必要な栄養や酸素が十分に届けられなくなります。
自律神経を整えるためには、ストレスを溜めないようにしたり、規則正しい生活を送ることが大切です。

（２）有酸素運動をとり入れる

運動は代謝を上げて血液循環を促す働きがありますので、薄毛対策に有効です。
ただし、運動といっても心臓への負荷の大きな無酸素運動（ジョギング、筋力トレーニングなど）をすると、かえって男性ホルモンが活発になったり、血流を滞らせる過酸化脂質をつくる活性酸素を増加させる可能性があります。
薄毛対策のためには、無酸素運動ではなくウォーキングや水中歩行、ヨガなどの有酸素運動がおすすめです。

（３）６時間以上の睡眠時間を確保する

睡眠中は細胞の再生や修復を促す成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンは髪の毛の成長にも欠かせないホルモンですので、睡眠不足が続くと、髪の毛の成長が滞ります。
また、睡眠不足は自律神経を乱したり、血行不良を引き起こしたりする要因ですので、最低でも毎日６時間以上の睡眠時間を確保して、髪の毛の成長をサポートしましょう。

（４）食習慣を整える

インスタント食品やファーストフードなどには髪の毛の成長に重要なビタミンやミネラルが少ないので、こういった食習慣を続けていると栄養が偏ったり、栄養不足になったりします。
髪の毛の成長には、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどバランスの良い栄養が必要です。食習慣を見直すとともに、栄養バランスの良い食習慣を心がけましょう。

「遺伝」だと諦めずに今すぐヘアケアを！

ＡＧＡの症状や進行レベルは人によって異なります。
これは人によって５αリダクターゼの分泌量が異なるからです。
当然ですが、５αリダクターゼの分泌量が多い方ほどＡＧＡを発症、進行しやすくなります。
５αリダクターゼの分泌量は遺伝的な要素が関係していることから、薄毛も遺伝すると考えられています。

しかし、薄毛を悪化させるのは遺伝的要素だけでなく、睡眠不足、喫煙、乱れた食習慣などの生活習慣にもあります。
遺伝だからと諦めてしまうと、薄毛はどんどん進行していきます。
ノコギリヤシは５αリダクターゼを抑制する働きがありますので、Ｍ字前髪で悩まされている方は、ノコギリヤシを摂ってＭ字前髪の進行を防ぎましょう。